茅ヶ崎柔心会(櫻井大介代表)所属の加藤千夏さん(13・藤沢市立滝の沢中学)が、9月15日開催の「寒川神社例祭奉納武道大会中学女子の部」と、翌16日に行われた「第39回湘南地区少年柔道大会中学1年女子の部」で優勝した。中学生になってから初の優勝に加え、2日連続でのVに加藤さんは、「うれしかった」と満面の笑みを浮かべた。
寒川神社大会には、今回13人が出場。順調に勝ち進み、決勝戦では「学年も階級も上で、身長も10cm以上高い選手」と対戦。奥襟をつかまれた時の対策など、しっかりと準備してきたが投げられそうになる場面も。そこから相手を崩し、内股で見事一本勝ちした。
湘南地区大会には、同地区の柔道連盟に所属する中学1年女子9人が出場。決勝で対戦したのは、これまでに何度も試合経験のある選手だった。加藤さんは相手の動きを冷静に見極め、一瞬の隙をついて内股で一本勝ちした。
代表「楽しみな選手」
小学1年の夏、茅ヶ崎柔心会に所属する姉の友人の試合を応援に行ったことが柔道との出合い。優勝した姿を見て「すごくかっこよかった」と、すぐに同会の体験会に参加した。それから週3回、練習に励んでいる。「得意な内股で一本取れた時が楽しい。2年生なったら黒帯を取りたい」と意気込んでいる。
同会の櫻井代表は、「瞬発力があり、得意の内股を軸に足技で組み立てていけばもっと伸びていく。試合経験を積んで勝ち癖をつけていくことで、今後が非常に楽しみな選手」と話している。
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