寒川町議会「ユーストークcafé」のファシリテーターを務める 高橋 一之さん 寒川町出身 33歳
政治をもっと身近に
○…中学生から25歳未満の若者を対象に寒川町議会が初開催する「ユーストークcafe」のファシリテーターを務める。カードゲームで政策決定のプロセスを疑似体験したり、議員と意見交換ができるイベントで、「両者が話しやすい雰囲気を作ることが大切。寒川町らしさを感じたり、寒川っていい町なんだと思ってもらえる会にしたい。若年層が政治を身近に感じる機会になれば」と意気込む。
○…寒川町で生まれ育つ。小学生の頃からニュースを見るのが好きで、家族と政治の話をするなど「大人びた子どもだった」と苦笑。一之宮小、寒川中、日大藤沢高と進学し、日大法学部では、法律学のほかに政治学や社会学などの幅広い分野を学び、「特に政治に興味を持った」。一度は就職したものの、「政治や選挙をもっと深く学びたい」と26歳で社会人大学院へ。同級生は公務員や議員が多く、「さまざまな学びがあり、人生のターニングポイントだった」と振り返る。卒業後は「全国唯一の地方自治専門紙」の自治日報社に入社。記者として全国を飛び回る。
○…仕事のかたわら、ボランティアとして、東京都を拠点に若者や子育て世代への選挙啓発を行う「NPO法人DAKKO」の事務局長を務める。この活動が縁となり、これまでにも寒川青年会議所とワークショップを行ったり、寒川町長選挙前に子育てサークルとコラボし「子どもむけ選挙体験」などを実施してきた。「議会と住民との関係をより近いものにするため、これからも伴走していきたい」
○…「長期休暇が取れたら、地方自治の母国といわれるイギリスの議会を見たい」と目を輝かせる。夢は「政治を語るのが普通の社会」。実現に向け、ひた走る。
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