第13回茅ヶ崎映画祭で4日、5人の脚本家たちによる母をテーマにしたオムニバス映画「Mothers マザーズ」が、イオンシネマ茅ヶ崎で上映された。
満席の中で行われた上映後の舞台あいさつでは、5作品の出演者、スタッフから制作当時のエピソードや裏話が披露され、笑いや拍手が起こった。また、映画にかける熱い思いが聞かれた。
その中で、茅ヶ崎の柳島海岸などで撮影された作品「ルカノパンタシア」で母親役を演じた嶋村友美さんは、波打ち際で娘ともみ合うシーンを振り返り、「撮影したのが昨年12月で寒さで震えていたのを思い出す。波が激しかったので一発勝負で臨んだ。一人の人間として完璧ではない母親像を見てもらえたら」と話した。娘役の森山みつきさんは、「良い娘を演じる難しさがあったが、嶋村さんが素敵で、楽しく母娘を演じることができた」と充実感をにじませた。
メガホンを執った難波望監督は、「茅ヶ崎で撮った作品を茅ヶ崎の皆さんの前で上映できてうれしい。大切な人が亡くなる経験をしても心の中に生きている、そんな思いを描きたかった。自分の母、娘を思いながら見てもらえれば」と願った。
同作品は来年1月25日(土)に新宿K,s cinema、2月7日(金)に下北沢シモキタ─エキマエ─シネマ「K2」での公開が決まっている。
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