社会福祉法人慶寿会の理事長を務める 小笹 慶資(よしすけ)さん 横浜市在住 101歳
長寿の秘訣は「日々勉強」
○…茅ヶ崎市内で特別養護老人ホームや地域包括支援センターなど5つの施設を運営する社会福祉法人慶寿会の理事長を務める。10月にうみかぜテラスでも開催された「健康講座」の講師を務め、約100人の参加者を前に講演を行うなど101歳の今でも活躍している。「医療は常に進歩している。学び続けることが大切」と日々勉強を怠らない。
○…幕末から続く医師家庭の次男として育ち、「医者になるのが当たり前だと思っていた」と話す。「言われたことは真面目に取り組む性格。だから小学校のころから成績は1番だったね」とにこり。中学校を卒業し、静岡高校へ。その後京都大学の医学部に進学した。長い下宿生活の中で濃密な人間関係を経験し「医師になった後の患者さんとのコミュニケーションに生きていたと思う」と懐かしむ。
○…大学卒業後は現在の横浜市立大学第一内科に入局し、初代医局長も務めた。高血圧症について研究する中で「原因は生活が関わっている。医師としてできることは何か」と患者らを対象に勉強会や生活指導などを行った。これが後の慶寿会の設立につながっているという。
○…「姿勢よく」「太らず」「痩せず」「陽焼けせず」「良く寝」「よく活き」「心弾ませ」の7項目からなる健康訓を掲げる。「自分が実行してきた生きる上で大切にしていること」だという。「いつでも頭を働かせること」も健康な毎日を過ごす秘訣。慶寿会で毎月行われる書道やコーラス、絵画などさまざまな催しにも積極的に参加し、腕をあげている。「何歳まで生きたいとかはないね。医者だけど生命のことはわからないから。とにかく流れに身を任せるよ」といきいきとした笑顔を見せた。
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