茅ヶ崎そば商組合の組合長に就任した 古田島 健さん 茅ヶ崎市在住 54歳
加盟店の健全経営に尽力
○…現在、茅ヶ崎市内で14店舗が加盟する茅ヶ崎そば商組合の組合長に就任した。前任者からは若手に組合を託したいという思いはもとより、県そば組合で常任理事を務めていることから、県とのパイプ役としても見込まれた。「プレッシャーはあるけれど、組合を残すために責任をもってやりたい」と意気込みを見せる。
○…東京都生まれ。中野で増田屋を経営していた父が規模拡大を目指し茅ヶ崎に店を構えたのを機に、10歳の時に移住した。「常に店は身近な存在だったし、自分が後を継ぐものだと思っていた。洗い物を手伝ってはお小遣いをもらっていた」と懐かしむ。高校卒業後、職業選択の幅を広げようと栄養士の専門学校に進み、プリンスホテルのウェイターなどを経て、父のもとで修業を積むことに。「頑固で見て覚えろというタイプの人」だった父から多くを学び、約10年前の改装のタイミングで「茅ヶ崎増田屋」を継いだ。
○…長男長女は共に自立し、現在は妻と二人で暮らす。休日には勉強を兼ねてホテルに宿泊したり、前もって立ち寄る飲食店を決めてドライブに出かけることも多いという。接客や器、サービスなど「他の店から受ける刺激が仕事をする上でのモチベーションになっている」
○…「父が組合長を務めていた時は加盟店を一軒ずつ回り、店主と顔を合わせながら店の様子をうかがっていた。それが理想」とするが、多忙を極める中で加盟店との向き合い方を模索する。それでも、県の組合で得られる有益な情報は加盟店全体で共有し、少しでも健全経営の後押しになるよう努めていく考え。「皆さんが日々楽しみながら店を続けられるよう、少しでもお手伝いができれば」
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