学芸員のイチ推し! -連載 Vol.26-オスは光沢のある特徴的な冬の姿「マガモ」
博物館の南側を流れる駒寄川では、一年中様々な野鳥が見られ、冬にしか観察できない野鳥もいます。今回は水面を泳ぐ姿がとても可愛らしいカモの仲間であるマガモを紹介します。
マガモは茅ヶ崎では冬鳥として小出川や千ノ川などの水辺で見られる鳥です。繁殖期になると、オスは頭が光沢のある緑色になり、白い首輪の様な模様が現れます。また尾にはカールした黒色の羽があり、博物館の剥製を見るとその様子がよくわかります。メスは全体が茶褐色なので、オスとメスの区別が簡単です。主に植物の葉や実を食べる雑食性で、川で観察していると時折逆立ちして水中の水草を食べている姿が見られることもあります。ちなみにマガモを家禽として、羽毛をとることやペットとして飼うなどのために改良したものがアヒルです。
博物館でマガモの剥製をじっくりと見学したあとは、天気の良い日には駒寄川を散策して冬鳥を探してみてはいかがでしょうか。
■博物館は展示替え等のため12月23日(月)以降は休館となります。年明けの開館は1月5日(日)で、基本展示の5つの新しいテーマを見ることができます。
|
<PR>