寒川高校華道部(丹羽夏枝顧問)の山浦大輝さん(3年)と関根雅也さん(2年)のペアが、12月15日(日)にクイーンズスクエア横浜で開催される「全国高校生花いけバトル神奈川大会2024〜青春輝け!GREEN×EXPO2027への扉〜(主催/神奈川県)」へ出場する。
花いけバトルとは、同一の学校に通う生徒2人1組でチームを編成し、与えられた花材を観客の目の前で即興(制限時間5分)で生け、そのパフォーマンスと作品の優劣を競う大会。花を生けたいという思いを何よりも大切にし、瑞々しい感性と創造性を花で表現することができる場を、高校生とともに作り上げる舞台となっている。
勝敗の判定は、審査員と観客全員により行われ、優勝チームは来年2月2日(日)に香川県で開催される全国大会出場への切符を手にする。
神奈川大会には、同校華道部を含む16校27チームが出場。山浦さんと関根さんは、チーム「ハンサムボーイズ」として湘南地域から唯一の出場校として舞台に立つ。
目を引く作品を
現在、男子3人で活動している寒川高校華道部。6月頃に同大会が開かれることが学校にアナウンスされ、顧問の丹羽教諭から生徒たちに声掛けをした。すると、関根さんが「高校生活で経験できることは限られている。やってみたい」と山浦さんを誘い、エントリーすることに。
山浦さんは同部の部長を務めるほか、美術部部長、写真部、科学部にも所属し、興味ある分野を探求している。通学途中に拾った落ち葉で押し花を制作したり、自身が描いた絵と融合させたりしながら独自の世界観でアートを表現している。
そんな山浦さんのことを関根さんは「花の見せ方がうまい。遠くから見ても迫力のある生けかたをする」と表現。「当日、一緒に生けられることが楽しみ」と話す。
関根さんはもともとダンス部だったが、山浦さんに誘われ2年生から華道部に。「そこまで花に興味はなかった」と言うが、外部の講師からも基礎から花の見せ方等を学ぶことで、「奥が深くて楽しい」と活動を続けている。
山浦さんは関根さんを、「勢いのある作品をつくる印象。枝の組み合わせなどもバランスが絶妙」と評価する。
2人は「いかに観客の目を引く作品を作れるかがカギ。息をぴったり合わせ神奈川大会を突破し、全国を目指したい」と意気込んでいる。丹羽教諭は、「2人らしく楽しく生けてほしい。そうすれば結果がついてくる」とエールを送った。
大会の様子は、YouTube(@hanaikebattle official)で後日配信される。
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