茅ヶ崎市在住の写真家・小林鉄斎さんの作品がこのほど、プロ写真業界で「写真の世界大会」とされる「ワールドフォトグラフィックカップ2025年エクアドル大会」の日本代表に選ばれた。小林さんの作品の選出は3度目。
選出されたのは、スタイリング、クリエイティブな表現、大がかりなメイクや小道具を使用した作品が対象となる「イラストレーティブポートレート」部門で、作品名は「紫陽花」。茅ヶ崎市在住の芸術家・岡田嘉則さんがモデルの女性の身体をキャンバスに見立て、深い陰影の明暗を対比して描く「からだ絵」との合作で、作品は写真と絵画の中間のような特殊な技法で写し出されている。花が咲き、朽ちていく中で、紫陽花は朽ちても落ちないしぶとさを表現したという。
「独創的な作品を追求」
作品について小林さんは「花の持つ立体感を色使い、陰影の出し方で工夫した」とし、「モデルの彼女の表現を生かすことを大切にした。また、人間関係で虐げられた過去から奮起し、チャレンジすることを見つけてはい上がった経験を、この紫陽花のしぶとさ、強さに込めた」と振り返り、「岡田さんの絵の中でも最高傑作。撮影していてインパクトがあった。他にない、独創的な作品を追求してきた結果が結びついた」と喜びを口にする。
今後も独自の世界観を追求していきたい考えで、「若者が世界進出するきっかけになるような作品を生み出したい」と意気込みを示した.
代表作品については1月17日に世界審査が行われ、各カテゴリーで選出されると、4月にエクアドルで行われる本大会に進むことができる。
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