茅ヶ崎市出身の安野匠(たくみ)さん(18)がこのほど、宮城県を中心とするサッカーJ2リーグ「ベガルタ仙台」に加入した。ポジションは得点を狙う攻撃的な役割を担うFW(フォワード)で、背番号は40番を任された。
昨年5月に同クラブからオファーを受けた安野さん。練習会に参加し「皆さん温かく、純粋にサッカーを楽しんでいる」という印象を受け、「このチームなら自分を高められる」と入団を決めた。
飛躍の学生時代
サッカーを始めたのは幼稚園の年中時。幼馴染に誘われて練習に参加したのがきっかけだった。
小学生になると「トロフィーをもらってばかりの強いチームだった」という地元のFCグランツ梅田でプレー。FWを主なポジションとし、チームの勝利に貢献してきた。練習後には必ず父と自主練習に励むなど努力を怠らず、めきめきと頭角を現した。中学進学を機に「もっと高いレベルでチャレンジしたい」と、クラブチームのシュートJrユースに所属。「誰にも負けたくない」という一心でサッカーに打ち込み、10校以上の高校から推薦を受ける活躍ぶりを見せた。
高校では「プレースタイルがあっていて、自分の良さが発揮できそう」だと、新潟県の帝京長岡高校に進学。全国でも有数の「サッカー強豪校」として名をあげるチームで、3年時に同校伝統のエースナンバーを表す14番を任された。強みの決定力や前線からのハイプレスを生かしてチームを先導。高い得点力など実力を評価され、昨年のU─18日本代表やJFA・Jリーグ特別指定選手に選出された。
Jリーグという憧れの舞台を前に「とにかく楽しみ。早くプレーがしたい」と期待に胸を膨らませる安野さん。「まずは1年目で試合に出て、得点を稼ぐことが目標」と笑顔で語った。
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