茅ヶ崎市消防本部は1月6日、2024年(1月1日〜12月31日)の火災・救急出動の状況を発表した。
火災件数は茅ヶ崎市と寒川町合わせて71件で、前年の56件から15件増加。死傷者は14人で、うち65歳以上は7人。死者数は前年比1人増で1人、負傷者は前年と同じ13人だった。
火災原因は前年に続き「こんろ」が1位で、前年から1件増の9件。油を熱しすぎて発火、着衣着火(特に化繊)などのケースがあるという。2位はコンセントタップや延長コードのたこ足配線による「配線器具」。「放火・放火の疑い」が3位になった。
火災種別で見ると、野焼きから延焼するなど「その他の火災」が前年から13件増加して24件となった。「住宅用火災警報器や消防用設備の適切な設置、維持管理に関する広報を行い、火災予防の普及啓発に取り組んでいく」としている。
救急出動は87件増
救急出動件数は1万7741件で、前年に比べ87件増加した。
市消防は、高齢化の進展や酷暑による熱中症、季節性インフルエンザによる発熱などの要因が救急出動の増加につながったと推測している。
救急搬送者の内訳は、65歳以上の高齢者は全体の約64%を占めており、前年と比べ約2%の増加、軽症者は全体の約38%を占めており、前年と比べ約4%の減少となった。
救急出動件数は増加しているが、救急搬送者はほぼ横ばいであることから、市消防は「市民の皆様に『救急車の適正利用』にあわせて事故を未然に防ぐ『予防救急』の周知に努めたい」としている。
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