ダウン症のアーティスト・中野暢(のぶ)子さん(35)=市内美住町在住=が、3月18日(水)から22日(日)まで茅ヶ崎市美術館で展覧会「暢ちゃんワンダーランド」を開く。詩やメッセージ、ポップなイラストなど約600点を展示する。
三姉妹の次女として生まれ、湘南養護学校を卒業後、ハンディキャップのある人のアート活動を支援する福祉施設「スタジオクーカ(平塚市)」で創作活動を続けて17年。現在はグループホームで生活し、週末は自宅で過ごすという暢子さん。父・新之祐さん(67)は「会話で感情を伝えることが難しい暢子ですが、詩や絵には強く前向きな意思が表現されています」と話す。
今回の展覧会を主催するのは、暢子さんの両親と姉夫婦、妹夫婦からなる「暢ちゃんファミリーズ」。会場には、家族とともに歩んできたことが伺える作品も数多く並び、中には3年前姉夫婦が結婚した時に贈った色紙も。そこに記された言葉は『優しく 2人の 未来に 道が ひらくよ』―。暢子さんの願いが込められている。
母・美穂子さん(64)は「私自身が、希望に満ち溢れた暢子の作品に励まされて来た1番のファン。これまでお世話になった皆さんに観に来てもらえたら嬉しい」と話した。
展示時間は各日午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。入場無料。問い合わせは中野さん【電話】0467・86・0253へ。
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