茅ヶ崎市は、市外に住む人からの「ふるさと納税」に対する「返礼品」の申し込みを4月1日から開始した。受け付け数は開始日から5日間で80件を超えた。
いわゆる「ふるさと納税」は、応援したい自治体に対して地域外に住む個人が行う寄附のこと。その寄附で市民税と所得税が一部控除される制度で、2008年から全国で始まった。
一定額以上の寄附に対し、多くの自治体では返礼となる記念品を提供。その内容は、地域の特徴を表した現物商品のほか、現地体験型の特典などもあり、自治体ごとの品揃えが話題を呼んでいる。
市は、4月1日以降に1回1万円以上の寄附を行った市外に住む人に対し、返礼品を選ぶことができる「ふるさと納税 お礼の品カタログ」の贈呈を始めた。4月1日から5日までの5日間で計87件の申し込みがあり、その金額は154万円に上ったという。週末と夜の時間帯が多く、そのほとんどはインターネットからの申し込み。すでに100万円以上が寄附として入金され、昨年度の寄附総額である28万円を超えている。ふるさと納税を担当する財政課では「始まって数日だが順調だと思う。これを維持できれば」と話している。
5日間の集計によると、申し込みはビールやアイスクリームが多く、次いで肉類や海産物などとなっている。
市内企業から多くの商品
市外に住所を有する個人が、1回1万円以上を寄附すると地域の特産物などが贈られる「ふるさと納税 記念品」。茅ヶ崎市では2008年から「ふるさと納税制度」を実施して、市外在住の人から年に数件の寄附を受け付けていたが、記念品の贈呈はなかった。しかし近年、同制度の記念品に世間の注目が集まったことから、市でも数年前から検討を始め、1月には委託業者と業務委託契約を締結した。その後、記念品を提供する事業者を主に市内で募集。3月に事業者と記念品が決定した。
サーフィン体験も
記念品は全43商品。市内の企業ら18社が茅ヶ崎や湘南を象徴する品を提供している。寄附金額によってコース内から選択できる品数が限定され、申し込みは市HPまたはカタログ付属の「申込書」を送付して行う。
カタログに掲載されている品は以下の通り(カタログ掲載順)。
(株)茅ヶ崎丸大魚市場…しらす、たたみいわしなど/(有)北村水産…しらす、干物など/(株)矢島ハム…ハム、ソーセージなど/(有)ハム工房ジロー…ハム、ウィンナーなど/熊沢酒造(株)…ビール/(有)湘南ちがさき屋…カレー、せんべいなど/三翠会…米/(有)大豆屋…豆腐、油揚など/レストランなんどき牧場…メンチ、デザートなど/プレンティーズ…アイスクリーム/温故知新 開工房…ジャム、クリーム/エトアール洋菓子店…ケーキ/(有)松竹堂…和菓子/(有)三河屋…せんべい、あられ/茶商 小林園…茶/(有)ハスキー企画…鑑賞チケット/NPO法人湘南スタイル…おかゆ/(有)ティーケイトインターナショナル…ミニサーフボード、サーフィン体験チケットなど。
詳細は、市財政課【電話】0467・82・1111へ。
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