4期目を狙う現職に新人2人が挑み、三つ巴の争いとなった茅ヶ崎市長選挙。4月26日の投開票で、現職の服部信明氏(53)が前回(2011年)を上回る4万4473票(11年は3万5287票)を獲得して4選を果たした。投票率は過去ワースト2位の46・37%。今回の選挙戦を振り返る。
それぞれの主張
これまで「3期12年以内の任期」を掲げていた服部氏は、今年2月に公約を撤回。急速に進む地方分権化に対する政策や道の駅、スポーツ公園などの整備に継続的に取り組みたいと出馬を決意。自民・民主・公明の各党の推薦を受けた。
会社役員の鈴木毅氏(59)は市政の停滞や癒着など多選の弊害を指摘し、公共工事の見直しなどを訴えた。3度目の挑戦となった大学講師の桂秀光氏(58)は同じく現職の多選を批判しながら、市立の医科大学創設や鉄道網の整備などの政策を掲げていた。
「初心に立ち返る」
当選確実の一報が伝えられると、服部氏の選挙事務所に歓声が湧き起こった。支持者と万歳を終えた服部氏は「あらためて初心に立ち返り、茅ヶ崎をより良い形で次世代にバトンタッチできるように責任あるまちづくりをしていきたい」と4期目の決意を述べた。また姉妹都市のハワイ州・ホノルル市郡の市議会議長からも祝電があった。
服部氏に次ぐ約3万票を獲得し敗れた鈴木氏は、選挙事務所に集まった支持者を前に「力不足で申し訳ございません。皆様のお力添えにお礼を申し上げます。結果をプラスの敗戦にして、しっかりとしたまちづくりを目指していきたい」と語った。桂氏も1万票余りと支持を広げられなかった。
市長選の投票率46・37%は、前回より0・19ポイントダウン。過去最低を記録した1995年の45・64%に次ぐ低い投票率だった。
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