厚木市の県防災センターで6月17日に行われた「第40回神奈川県消防救助技術指導会」で、茅ヶ崎市消防本部から出場した12人の隊員が好成績を収め、7月に埼玉県内で開催される関東大会へ出場を決めた。
「陸上の部」と「水上の部」の計14種目で消防救助技術の速さと正確さを競い合う同指導会。茅ヶ崎市消防本部からは9種目に出場し、陸上の部「障害突破」で2位、水上の部「基本泳法」「溺者搬送」で1位、「溺者救助」で2位、「複合検索」で4位となった。関東大会に5種目、12人が出場するのは同消防本部では初めてとなる。
陸上の部「障害突破」は5人1組が協力し、「登る」「渡る」など災害現場の様々な障害を想定した訓練。同署から三戸裕明隊員、伊藤大輔隊員、田村徹士隊員、武富孝至隊員、福島康介隊員が出場し2位となった。
また水上の部では、ぬき手・平泳ぎで25mずつ泳ぐ水難救助の基本的な泳法を習得する「基本泳法」で、森田一輝隊員が1位。2人1組で要救助者のあごをつかみ、髪を引っ張り救助する「溺者搬送」でも、内田有哉隊員、末角優輝隊員のチームが1位となった。
さらに3人1組で、救助者と補助者2人が協力し、救命浮き輪を使い救助する「溺者救助」では、竹田友祐隊員、内山佳明隊員、杉崎恭介隊員のチームが2位。スノーケリングで障害物を突破しながら水中の行方不明者の捜索を想定した「複合検索」でも、新倉浩志隊員が4位に入賞し、それぞれ関東大会出場を決めた。
田中潔消防署長は「市民生活の安全安心のため、隊員は出動の合間に日々厳しい訓練を重ねている。今後もさらに訓練に励み、関東大会でもいい結果を収めて欲しい」と話した。同指導会で優秀な成績を収めた12人は、7月17日に埼玉県で開催される「第44回消防救助技術関東地区指導会に出場し、全国大会出場を目指す。
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