7月13日に神奈川県総合防災センターで開催された「第45回消防救助技術関東地区指導会」で茅ヶ崎市消防本部から出場した3人の隊員が優秀な成績を収め、8月に愛媛県内で開かれる全国大会への出場を決めた。
救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨することで消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うことなどを目的に行われる同大会。
溺者救助で3位
茅ヶ崎市からは水上の部「基本泳法」「溺者救助」「水中検索救助」の3種目に7人が出場。溺者救助で3位となり「第45回全国消防救助技術大会」への出場を決めた。同消防本部からは内山佳明消防士長(34)、末角優輝消防副士長(28)、杉崎恭介消防士(22)が出場。2位に0・6秒差の28秒2で3位に入った。
溺者救助(標準所要時間43秒)は要救助者を含む3人1組で行う訓練。救助者と補助者の2人が協力して浮き輪にロープを結着後、補助者が25メートルプール内へ投下し、救助者が要救助者の位置まで浮き輪を搬送。要救助者を浮き輪につかまらせ、補助者がロープを手繰り寄せて救助するという一連の動作の迅速性や正確性が問われる。
チームを率いる内山さんは「全国出場は周りのサポートがあってこそ。感謝と誇りを胸に挑戦したい」と意気込む。また4回目の全国出場となる末角さんは「全国の人が見ているので、手本となるような訓練をしたい」と話し、初の全国出場となる杉崎さんは「県代表の名に恥じないようにしたい」と力強く語った。
隊員の全国出場に田中潔消防長は「新チームで臨んだが良い結果を出せた。安全・迅速に行うことは災害現場での活動にもつながる。全国大会でも良い結果を出して欲しい」とエールを送る。
全国大会は8月24日(水)、愛媛県松山市内のアクアパレットまつやまで開催され、全国9地区、767の消防本部から約1000人の隊員が出場。日頃の訓練の成果を発揮する。
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