「第72回国民体育大会サッカー競技少年男子」で神奈川県代表チーム(平塚次郎監督=人物風土記で紹介)が、2年ぶり7度目の優勝を果たした。茅ヶ崎から十間坂在住の柴田壮介君(16)と、浜須賀在住の小倉陽太君(16)がチームの一員として貢献した。
「国体サッカー少年男子」は10月1日から5日まで愛媛県で行われ、各地区の予選を勝ち上がった24チームが出場。トーナメントで優勝を争った。神奈川は、湘南ベルマーレユース所属の柴田君(MF)、横浜FC所属の小倉君(MF)をはじめJリーグのユース選手を中心に構成。個々が高い技術を持ちながらも、チームプレーに磨きをかけて王者返り咲きを狙った。
硬さの目立った初戦では岡山を5対1で下し、準々決勝は強豪の静岡に挑んだ。「この試合が山場だと思って臨んだ」という柴田君は「アシストして得点に絡めた。相手に攻められる時間帯も粘り強く守れた」と振り返る。試合は2対0で完封勝利を収めた。
大阪との準決勝では前半終了間際に1点を先制し、後半は防戦一方に。後半終了間際、途中出場で5分間フィールドを駆け回った小倉君は「命がけだった。ホイッスルが鳴った時は『やり切った』と思った」と話す。1対0で勝利し「この試合を乗り切ったことで、チームに一体感が生まれた」と小倉君。
4日間連続の試合で、疲労も残る中で迎えた広島との決勝戦。延長にもつれ込み終了間際にゴールが生まれ、1対0で優勝を果たした。監督を胴上げし、柴田君は「チームメートと抱き合って、表彰式で感極まった」、小倉君は「優勝はチームの一員としてうれしかった。ただ、スタメンでなかったのは悔しかった」とそれぞれの思いを話した。
世界目指す二人
柴田君は鶴嶺高校1年。兄の影響でサッカーに出会い、梅田小スポーツ少年団とロコスポーツで力を付けた。中学から湘南ベルマーレのジュニアユースに所属し、現在は授業後に練習へ通っている。「高校卒業後はベルマーレのトップチームで活躍し、海外でプレーしたい」と力強く語った。
小倉君は舞岡高校(横浜市戸塚区)1年。幼稚園の頃サッカーを始め、小学校では小和田FC、浜須賀中時代から横浜FCに所属している。今後は「横浜FCでスタメンになること。大学に進学しJ1で活躍し、その後はドイツでプレーしたい」と目標を掲げている。
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