第76回神奈川県青少年創意くふう展覧会の作品審査が11月10日に行われ、市内緑が浜在住の羽賀穂音(ほのん)さん(汐見台小5年)の作品「ウォーターガイド」が神奈川県発明協会会長賞を受賞した。
神奈川県と(一社)神奈川県発明協会が主催し、県内の小・中学生を対象にアイデア作品を募るコンテスト。今年は茅ヶ崎市から各学校代表に選ばれた27人が市の審査会を経て推薦され、県内全体では2894点の応募があった。
受賞作は、洗面所などの蛇口の下に取り付けることで、水が手前まで流れるようにしたもの。2歳と4歳の従兄弟たちが、洗面所に届かず大人に抱きかかえられて手を洗っていた姿から「ひとりでも手が洗えるようになれば」と考えたことが製作のきっかけだ。
漏斗型などテストを重ね、「どこの蛇口でも使えるように」と2リットルのペットボトルを切ったスライダー型を採用した。水圧を調整するため、側面に凹凸のあるペットボトルを選んだり、簡単に着脱できるマジックテープ式のベルトを水圧に耐えられるようにクリアファイルで補強するなど、試行錯誤を繰り返しながら、幼い従兄弟らが実際に使用する際に困らないよう工夫を重ねた。実際にプレゼントしたところ「『嬉しい』と喜んで使ってもらえた」と笑顔で振り返る。
物作りが得意な兄を持ち、自身もレゴブロックが好きで、学校でも「自分で試せる実験が楽しい」という羽賀さん。「まさかこんなに大きな賞を貰えるとは思ってなかった。嬉しいです」と受賞の喜びを話した。
羽賀さんほか特別賞に選ばれた作品の一部は、全日本学生児童発明くふう展に推薦され、現在審査中だという。
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