茅ヶ崎市甘沼の通称「女子美跡地」に、専門職大学の新設が予定されている。市は1月12日に行われた「平成29年度第3回茅ヶ崎市景観まちづくり審議会」において、現在市内で動きがある大規模な土地利用計画の一つとして新たに情報を共有した。
情報共有したのは「(仮称)東都学院大学 湘南キャンパス新築工事」。開発予定地は、茅ヶ崎市甘沼字長谷の7万1829・33平方メートルで、1965年から90年まで女子美術大学が校舎を構えていたことから通称「女子美跡地」として知られる。事業者は東京都で東都リハビリテーション学院を運営する学校法人小関学院。目的は専門職大学で届け出られている。
同審議会は、有識者や公募市民が委員を務め、まちづくりに関わる各事業の調査審議などのほか、近いうちに動く予定の大規模土地利用計画の情報共有なども行う。開発許可は2011年9月に下りており、担当する市景観みどり課は今回改めて共有された理由を「諸手続きを経て、このたび校舎と体育館の2棟の計画が進められることとなったため」と説明する。詳細は今後決定する予定。
予定地は土地の約7割を山林が占め、同課などが行っている自然環境評価調査の対象地にもなっている。同課は「民有地だが、事業者の方には、調査や希少植物の移植など理解と協力を得て進めてきた。今後も協力を得られれば」と話した。
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