汐見台の松下政経塾に所属する波田大専(だいせん)さん(30・汐見台在住)が、今年開催された「第35回土光杯(どこうはい)全日本青年弁論大会」で最優秀賞にあたる「土光杯」を受賞した。
フジサンケイグループ主催の、国内で最も大きい弁論大会のひとつ。今年は「私の100歳時代プロジェクト」を演題に、全国の18歳から35歳までの学生・社会人が予選に参加し、波田さんを含む11人が本選に進んだ。
波田さんの演目は「農業で徳のある国を目指す」。北海道札幌市出身の波田さんは、同塾入塾前は、ホクレン農業協同組合連合会でロボット技術や情報技術を活用した「スマート農業」の普及推進に携わっていた。
農家から情報収集
実際に農家を訪問する中で、農業従事者らと高齢化や人手不足などの問題を共有。「こうした問題の解消に、『下町ロケット』でも話題となった無人農業ロボットを活用したスマート農業は適しているが、そもそも導入に至るまでの仕組みや助成が進んでいない」と波田さん。日本が最先端農業大国として地球規模での農業の発展に貢献できる可能性を語り、トロフィーを勝ちとった。
意志の強さを見せた壇上と違い、普段は穏やかな性格。弁論後の質疑応答に備え、想定される問答をほかの塾生の協力で事前に練習した。「本番で想定していた質問が出た時はうれしかった。土光杯は塾生の皆でとれたもの」と笑顔で振り返る。「今後は論じた内容の実現を目指し、学びを深め、さらに尽力していきたい」
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