アレセイア湘南高女子バスケットボール部が、6月23日までトッケイセキュリティ平塚総合体育館などで行われたインターハイ(全国高校総体)神奈川予選で3連覇を果たし、3年連続3回目の全国出場を決めた。インターハイは鹿児島で7月28日(日)から。
がむしゃらに掴んだ頂点
インターハイ神奈川予選のトーナメントを勝ち抜いたアレセイア湘南高は、4チーム総当たりで上位2校が全国の出場権を獲得できる決勝リーグへ。相模女子大高との初戦は、相手の激しいプレッシャーに苦しむ場面もあったが、後半一気に突き放して67─42で勝利。続く旭高との試合は、終始リードを保って112─59で完勝し、2連勝で3年連続のインハイを決めた。
23日の最終戦は、2勝同士、神奈川の頂点をかけた鵠沼高とのライバル対決となった。アレセイアは、身長157cmの古木梨子主将(3年)がゲームを組み立て、自らもドリブルシュートや3ポイントシュートを沈め、両チーム最多の27得点。古木主将とともに2年時からスタメンを張る高杉真央さん(3年)や、シューターの熊谷萌那さん(3年)も後に続いた。守っては、成長著しい冨田真桜さん(2年)らを中心に前から積極的なディフェンスを展開して失点を抑え、85─60で鵠沼を退けた。
失わない謙虚さ
試合後、古木主将は「プレッシャーもあったけれど勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。「自分たちは背が低いチームなのでいかにがむしゃらにやれるか。1番大事なのは気持ち」とも語る。
この3年、県内負けなしを誇るアレセイアだが、高杉さんは「他校には技術の高い選手がいっぱいいるので、私たちは練習しないと勝てない」。中学時代、無名の選手だった冨田さんは「厳しい練習に耐えてきた」と胸を張り、試合中はボール奪取に執念を見せた。古木主将は「まだまだ強くないので、全国でもチャレンジ精神で臨みたい」。この謙虚さが、チーム力を底上げしている。
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