「心晴ちゃんいらっしゃい」―。先輩ママに笑顔で出迎えられ、子育て真っ只中の母親たちは安心した様子で会話を楽しみ、子どもたちはおもちゃを手に取り遊んでいる。子育て中の母親の居場所やその地域の人の笑顔をつくることを目的に、毎月第1水曜日にまちづくりスポット茅ヶ崎(浜見平)で開かれる「ママほぐ―リラクゼーションとモノづくり―」の風景だ。
ママほぐ設立のきっかけは、高村えり子代表の子育て経験だ。茅ヶ崎に移住し出産したが、相談相手が身近におらず一人で抱え込んでしまう“孤育て”だったという。「自分のようなつらい経験をしてほしくない」。有志3人で運営し、マッサージや手芸体験などを通してママたちの心をほぐして3年目を迎えた。
1歳7カ月の心晴ちゃんを連れて今宿から通う赤上愛さんは、「子育ては時々、精神的につらくなる。でも居場所があると、自分だけの時間ができて心が楽になる」と居場所の意味を教えてくれた。
ママほぐの輪広がる
今年8月から、ひらの助産院(本村)の平野のり子院長が無料で子育ての悩みに答える企画を始めた。平野院長は「ママたちは毎日、マイナートラブルと向き合っている。悩みに寄り添い、解決したい」と意気込む。
高村代表は「顔の見える関係が大切。子育て中のママが、ほっと息抜きできる居場所が各地にできれば」と話す。
海老名や綾瀬、寒川でも姉妹団体が立ち上がり活動を始めている。子育てママの居場所の輪は、今後も広がっていく。
次回は9月4日(水)にまちスポ茅ヶ崎で午前10時から午後3時まで。詳細はFacebookページ「ママほぐ」で検索。
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