豆腐、油揚げなど大豆製品の製造販売を行い、約31年となる。代表取締役の蓮見哲夫さんが、湘南台の栗原商店で購入した豆腐の味に衝撃を受け、3年の修業の後1986年に独立、創業を開始した。
「安心・安全・味をすべて満たす商品を」と試行錯誤し、行き着いたのは、豆腐の本質である材料へのこだわりだった。当時はまだ流通ルートも確立されておらず、蓮見さんは自身で全国を歩き、生産者と顔を合わせ、これぞと思える材料を見つけ出した。そして実現した、国内初「国産大豆100%、国産にがり100%、消泡剤不使用」。現在も素材にこだわった豆腐作りを続けている。
社員は約15人。今年に入り、2代目を受け継ぐ大久保貴章さんが東京の豆腐工房から新たに加わった。毎朝4時には作業開始。大豆約1・5俵を仕込み終える頃には午後2時を回る。定番は神奈川県地産地消の津久井在来汲み上げ豆腐。舌触りがよく、濃厚で雑味のない大豆本来の甘さが人気だ。近年はヴィーガンやダイエットブームなどで若い女性の購入者が増え、イベント出張販売や、インターネット販売も盛ん。一方で、一番の購入者は地元来店客。開店以来31年のファンも。「味は嘘をつかない。食べた人が驚く豆腐を作りたい」と笑顔を見せた。
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