「都大路」と称される暮れの全国高校駅伝の神奈川予選が11月2日、小田原市城山陸上競技場で開催され、松浪在住の小谷真波さん(3年)が1区を務めた白鵬女子高が3年連続12回目の優勝を飾った。1年前の全国舞台で5区を走り、「来年は1区を走れる選手になりたい」と誓った小谷さんが、12月にその思いを実現させる。
台風19号による被害の影響で、丹沢湖での駅伝から競技場でのトラックレースに変更になった県予選。襷はつながず、各区間ごとに選手たちが既定の距離をトラックで周回し、女子は5人の合計タイムで順位を競った。
小谷さんは各校のエースが集う1区(6Km)に出場。スタートから37校の先頭でレースを進め、中間点以降は川崎橘高・信櫻空さん(3年)との一騎打ちとなり、ラスト100mからのスパートを制した。19分57秒03で区間賞を獲得した小谷さんの走りはチームに勢いを与え、2〜5区の選手が粘って白鵬女は3年連続の頂点に立った。
狙うは前年超え
レース中、左腕に書いた『3連覇』に何度も目を向けた小谷さん。「自分が何とかしなきゃという思いだった。最後は気持ちの強さで前に出られたかな」とゴール後は笑顔が弾けた。
昨年は白鵬女の5区として都大路に出場した小谷さん。その時にエース区間の1区を走ったのが、同じ松浪小卒業の吉村玲美さん(大東文化大1年)だ。来年の東京五輪を狙う先輩の名をあげ、「玲美先輩は卒業後も高校に顔を出して元気をくれる。全国の結果で恩返したい」。1区が予定される都大路では、エースの走りで前年(22位)超えを狙う。
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