茅ヶ崎とゆかりの深い作家・開高健の生誕90年を記念して「開高健の世界 2020展」が10月16日(金)から2021年3月28日(日)まで、開高健記念館(東海岸南6の6の64)で開かれる。
時代を牽引するコピーライターの草分けでもあり、釣りやグルメなど趣味人でもあった昭和の作家・開高健。企画展では、同人誌への出稿に始まり、20代半ばで務めた壽屋(現・サントリー)のPR誌『洋酒天国』編集長、『裸の王様』での芥川賞受賞、ベトナム戦争の取材などを時代ごとに紹介。43歳で茅ヶ崎に移り、晩年の16年間を過ごした開高健の生涯を、邸宅跡で振り返る。
展示品には、処女小説『あかでみあ めらんこりあ』のガリ版刷りの原本や、『流亡記』の200部だけ発刊された特装本のほか、愛用の辞典など貴重な資料が並ぶ。構想メモなどをすべて自分で破棄してしまうことで有名な開高健の、『夏の闇』の生原稿も目にすることができる。
記念館の森敬子館長は「作家・開高健がどのようにできたか。作家としても編集者としても優秀な開高健の魅力を見てほしい」と話した。
開館時間は午前10時から午後4時30分まで。開館日は金・土・日・祝日。観覧料200円。問い合わせは同館【電話】0467・87・0567へ。
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