コロナの影響で先行きが不透明な昨今、在宅ワークやオンラインビジネス、副業への注目が高まっている。中でも、ブログやSNSを活用した広告ビジネスは、スマートフォンの普及によって誰でも着手しやすく、時間や場所を選ばずに自由に「働き方」をデザインできるとあって、主婦や子育てママなどから関心が寄せられている。市内在住の内田寿里さん(28)はコロナ禍の前から、ブログの運営やブログコンサルタントとして収入を得ている主婦のひとり。これまでの軌跡やブログ運営の秘訣を聞いた。
自身が手掛けるブログに、企業の商品やサービスの広告を掲載し、閲覧者がクリックしたり、商品を購入したりすることで報酬が支払われる「アフィリエイト」(成功報酬型広告等)。
この手法で収入を得ている内田さんは2年ほど前に会社員を辞め、自己流でブログの運営をスタートした。当初はアクセス数も伸びず、ネタの選定や記事作成に時間を要するなど思うように進まなかった。「時給換算したらひどいものです」と内田さん。
そこで、専門家に師事し、スキルやノウハウを身に付けたところ、徐々にアクセス数が伸び、会社員時代の収入を超えるまでに。「『どうせ私には何も出来ない』と卑屈になっていたのに、ゼロからスキルを身につけられたことは自信につながりました。今では誇りを持ってこの仕事をしています」と微笑む。
金融機関を退職しブログの道へ
生まれも育ちも茅ヶ崎の内田さんは、高校卒業後、金融機関に就職。ミスが許されない業務に神経をすり減らし、上司や先輩にも気を遣うストレス三昧の日々で体調も崩しがちだった。次第に「自分に合わない。辞めたい」と考えるようになり、7年目の夏、再就職のあてもないまま退職。夫の「ブログやってみれば」という一言をきっかけに一歩を踏み出した。
集客のスキルで役立ちたい
収入が増えるにつれ、「収益が上がるブログの書き方やアクセス数を増やすスキルを伝えていきたい」と考えるように。現在は、ビジネスや生活に役立つ情報などのブログを複数手掛けながら、コンサルタントとしてウェブ集客やメディア構築などに携わり、コミュニティ会員を含めると述べ100人以上のクライアントを抱える。
昨今のコロナ禍では、「会社員の収入だけでは不安」「リモートワークが増えたので副業をしたい」と考える20〜30代からの問い合わせのほか、本気度や質の高い質問が増えたと実感している。
「ウェブビジネスの強みは、どんな変化にも柔軟に対応できること。どんなターゲットに何を売るのか、どのように人を集めるのかという集客スキルを身に付ければ、何にでも応用できる。私の経験を通じて会社や上司に左右されず、自分次第で、家族や自分を大切にでるストレスフリーな働き方を提案できれば」
|
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のローカルニュース最新6件
|
<PR>