茅ヶ崎市は2月18日付けで、市内萩園の三島大神(みしまおおかみ)が保管する絵馬「東川斎桂山(とうせんさいけいざん)筆 源為朝(みなもとためとも)図」を、市指定重要文化財に指定した。今回の指定により、市指定重要文化財は重要文化財24件、史跡名勝天然記念物7件の31件となった。
三島大神の絵馬は、江戸時代末期の茅ヶ崎における庶民の生活文化と、制作した絵師・東川斎桂山の活動を知る上で重要な資料であると市文化財保護審議会から評価された。
絵馬の図柄は、源為朝が鬼島に渡り大暴れしたという『保元物語』にあるエピソードをもとに描かれた。海辺で、弓の名手と知られた源為朝の弓を鬼が弾こうと奮闘している姿が盛り込まれている。奉納年は1836(天保7)年。東川斎桂山は、茅ヶ崎市をはじめ、海老名、相模原、平塚でも作品が確認されている。
三島大神の境内では、絵馬に関する説明板が2021年度中に設置される予定。
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