20周年を迎えた茅ヶ崎ダンススポーツ連盟会長 小林 勝さん 藤沢市在住 69歳
あくなき向上心が原動力
○…市内6つの社交ダンスサークルによって結成し、20周年を迎えた「茅ヶ崎ダンススポーツ連盟」の2代目会長として、2007年から連盟を牽引。ダンスパーティや教室を開催し、参加者の健康維持や、地域交流の機会づくりに貢献している。「魅力はスポーツ性、芸術性、社交性を兼ね備えているところ」。伸びた背筋にダンスへの情熱が表れる。
○…岩手県生まれ。地元の工業高校を卒業後、三菱電機に入社し、鎌倉に住んだ。ダンスを始めるきっかけは、労働組合が主催する年末のダンスパーティ。故郷から出てきたばかりの当時、「都会的な趣味」であるダンスにあこがれた。それ以上に「女性の手を握ってドキドキした思い出がある」と頭をかく。その後、日本ダンススポーツ連盟が「統一級」を設定し、各所で競技会が開催されシーンが活性化。そんな中「もっと上手くなりたい」という気持ちが芽生えるようになった。
○…湘南地域の公民館などでダンスを教えていた約20年前、ダンス人口の多かった茅ヶ崎をさらに活性化しようと、前会長とともに連盟を立ち上げた。社交ダンスをテーマとした映画の大ヒットもあり一時は会員が200人以上にもなったが、近年は減少傾向にある。そんな中、10月から開催する「初心者向け講座」は、特に気持ちを込めた企画のひとつだ。「年齢問わず楽しめるのが魅力。愛好者を掘り起こし魅力を伝えるのが、私たちの大切な仕事です」
○…新型コロナの影響で、昨年から定例のパーティと発表会が開けなくなった。時期こそ未定だが、20周年記念パーティは必ず叶えたい目標だ。連盟のために尽力しつつも「やはり私自身が良い成績を残したい」。あくなき向上心こそが、活動の原動力だ。
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>