現在は横浜市を拠点に活動する女子フットサルチーム「シュートアニージャ」が、茅ヶ崎市、寒川町をホームタウンとして国内最高峰となる日本女子フットサルリーグに参戦する準備を進めている。参入は早ければ来シーズンからの見込みで、チーム関係者は「女子アスリートが地元から夢をかなえられる環境を整えるとともに、チームの活動を通して女子アスリートの支援や地域の活性化に貢献していきたい」と話す。
シュートアニージャは2009年、元サッカー日本代表の木村和司さんの長女、大野吏江さんが中心となって茅ヶ崎を拠点に発足した。
翌年には早くも神奈川県女子フットサルリーグで初優勝を果たすなど、県内屈指の強豪チームとして知られ、12年には本拠地を横浜に移して活動してきた。
しかしプロではなく、選手は仕事をしながらプレーすることになり、費用面などの負担も大きかったという。そのため選手が定着せず、チームも消滅の危機にさらされていた。
そうした状況に変化が訪れたのは昨年。アスリートのセカンドキャリア支援や人材紹介事業を展開するリスタンダード(株)(新井一平社長)がチームの運営母体となったことで、選手の待遇面などの改善が進み、昨年は関東女子フットサルリーグで悲願の初優勝を果たした。
公式戦やイベントも
現在開催中の関東リーグでも3位の好位置につける同チーム。国内最高峰となる「日本女子フットサルリーグ」に挑戦することを決め、現在申請など準備を進めている。
参入に当たっては「発足の地」茅ヶ崎市と寒川町をホームタウンにチーム名も「アニージャ湘南」と変更することを決定。10月7日には新井代表や大野さん、選手らが佐藤光市長を訪問した。
日本リーグには、早ければ来年度から参入できる見込み。茅ヶ崎市総合体育館は空調設備の問題で公式戦を開催することができないため、寒川町でホームゲームを行い、茅ヶ崎市内ではトレーニングマッチやイベント等を開催する予定という。
新井代表は「茅ヶ崎市は周辺と比べて女子サッカーチームが少ない。女子選手がよりスポーツで夢をかなえられる環境を整え、アスリートのキャリア形成を支援することで地域社会に貢献したい」と話している。
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