市立東海岸小学校5年2組の児童たちが2月21日、市役所を訪れ、ひとり親家庭の親への就労支援や子どもの居場所づくりなどに活用される「茅ヶ崎市子ども未来応援基金」に5万2327円を寄付した。
総合学習で学ぶ
同クラスでは今年度の総合学習のテーマにSDGsを選択。クラス内でグループを作ってプレゼンなども重ねた結果、貧困、教育、飢餓、海の豊かさ、について学習を深めることを決めた。
そして地元の海岸にどれぐらいのごみがあるのかを調査したり、実際に海岸の清掃を行う「ビーチカンパニー」、貧困や飢餓で苦しむ人のために寄付を募る「募金カンパニー」、SDGsの理念を多くの人に伝えるためにポスターを掲示したり校内放送を利用してマイボトル、マイ箸の利用を呼びかける「コールカンパニー」の3グループに分かれて活動を進め、「目標の実現へ自分たちに出来ること」について考え実践してきた。
この日、市に寄付されたのは、募金カンパニーの児童が市内のスーパーマーケットやドラッグストア、書店に直接依頼して設置した募金箱に集まったもの。
これまでの活動についてプレゼンを行った後、佐藤光市長に寄付金を手渡した児童たちは「茅ヶ崎でも貧困に苦しむ子どもがいると聞いたので、そういう人のために役立てて欲しい」と話し、佐藤市長は「一円も無駄にすることなく、しっかり生かしたい」と応えた。
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