写真集を手渡す相澤さん（右から２人目）
松浪在住の写真家・相澤實さん（78）が６月９日、自身の写真集を神奈川県に寄贈した。
写真集は優れた芸術家を顕彰する「日本藝術院」が創立１００周年を迎えたことを記念して、２０１９年に発行されたもの。相澤さんが撮影した日本画家の小倉遊亀、片岡球子、小説家の司馬遼太郎、井上靖、映画監督の山田洋次、茅ヶ崎ゆかりの洋画家の小山敬三ら多くの文化人の肖像写真を収録している。これまでに国立国会図書館などにも寄贈されている。
この日、神奈川県庁を訪れ、香川智佳子国際文化観光局長と田代文彦教育局長に手渡した相澤さんは「肖像写真は被写体との対話の末に出来上がるもの。芸術家たちの素顔を知る貴重な資料として県民の皆様に利用していただけたら」と話し、田代局長は「大切にしていきたい」と話した。
写真集は県立図書館、歴史博物館、近代文学館に所蔵される予定。
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