高校生スケーターの藤井雪凛(ゆりん)さん(16・茅ヶ崎在住)が、10月下旬から11月上旬に掛けてアルゼンチンで開催されたスケートボードの国際大会「WORLD SKATE GAMES ALGENTINA 2022」の女子バーチカル部門で、優勝に輝いた。
バーチカルは、垂直に近いランプ(両側が湾曲の形状のセクション)で競技する種目。藤井さんは、「周りの選手のレベルが高く自信は無かった」と言うが、これまで練習を積み重ねてきた自分を信じ、次々とトリックを成功させた。
なかでも、高得点を叩き出したのが、横1回転半に縦軸回転を加えた高難度の「マックツイスト」。昨年は成功率の低かった同トリックだが、現在は得意技として鮮やかに魅せている。藤井さんは、「びっくりしたけど、うれしかった。さらに精度を上げて、大技に挑戦していきたい」と笑顔を見せた。
パリ五輪目指す
約1年前に取材した際、10代のうちに叶えたい夢の一つに「Xゲーム出場」を挙げていた藤井さん。それを今夏、米国大会で実現させた。これまでの活躍が目に留まり、全世界から10人が招待された中の一人が藤井さんだった。上位入賞はできなかったが、「試合運びなどとても勉強になった」と振り返る。
11月24日から27日は、新潟県で開催中の第5回マイナビ日本スケートボード選手権大会に出場中だ。ここでの成績で、パリ五輪強化指定選手の候補が決まる。「持てる力を出し切りたい」
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