湘南祭、浜降祭などと並ぶ、市の4大イベントの1つである「大岡越前祭」について、茅ヶ崎市は17日、4月29日(土・祝)・30日(日)に行うと発表した。2019年以来、4年ぶりの開催となる。
同祭は3年連続で中止になっていたが、市や商工会議所などの関係者が協議した結果、コロナ禍で停滞している地域経済の活性化の観点や市民の声などを踏まえ、開催を決定した。
具体的な内容や規模については今後、同実行委員会が検討していくが、イベントの目玉となっている越前行列とビッグパレードのほか、大岡家菩提寺の浄見寺を会場とする「地元まつり」、同日に開催される「春の市民まつり」「ちがさき産業フェア」、神輿パレードもおおむね行われる見通しだ。4月30日は市民劇団「湘南えぼし座」による「大岡さばき2023」も上演される。
名奉行偲ぶ春の風物詩
茅ヶ崎の春の風物詩として知られる同祭は、大岡家5代目当主で「江戸の名奉行」忠相公の数々の功績に対し、1912年に従四位が贈位されたことをきっかけに「大岡祭」の名で始まった。関東大震災や第二次世界大戦の影響による中断を経て、56年に復活し、94年から現在の名称となっている。
関係者は「この3年の間に茅ヶ崎の流入人口も増え、大岡越前祭を知らない市民もいると思う。開催を通じ、まずは大岡忠相公の偉業を改めて知ってもらい、市の観光事業の発展につなげていきたい」としている。
|
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>