県立茅ケ崎高等学校美術部の山田七楓(ななか)さん(2年)が、第69回神奈川県高等学校美術展で最高位にあたる教育長賞を受賞した。今年夏に鹿児島県で開催される全国高等学校総合文化祭に県代表として作品を出展することが1月に決定した。
絵画や陶芸、木彫、石膏などの応募作品803点の中から選出された山田さんの作品は、「私とわたし」と題する油彩画。部屋で寝そべる自画像と、その眼差しの先に幼いころの自分を描いた。それまでは主に友人をモデルに絵を制作していたが、自分自身を題材とすることにチャレンジ。肌の色のグラデーションや右肩のシャツのしわ、胴体の丸みなどの描写に苦心し、何度も絵筆を入れ直したという。
「描くのは大変だったが、表現力の幅を広げることができたと思う」と山田さん。顧問の森村早弥香教諭は「作品をしっかりと完成させることで自分自身を高めて成長につなげている」と評価する。
また、同じ美術部員の大角椋さん(2年)が油彩画で奨励賞に選ばれた。大角さんは1年生のときの県美術展で高文連会長賞を受賞し、全国総文に出展した。
同校の全国出展は3年連続となる。
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