茅ヶ崎市は5月8日、サザンビーチちがさき海水浴場を7月1日(土)から8月31日(木)まで開設すると発表した。時間は午前8時30分から午後5時まで。コロナ禍以前の形に戻し、今年は一部バリアフリー化される。
例年、12万人が訪れる同海水浴場。新型コロナウイルスの影響を受けて、2020年は休場。21年は、通常より約2週間遅い7月17日に海開きをしたものの、国による緊急事態宣言発出を受けて8月7日から休場となり、わずか3週間の開設に留まった。
昨年は、県のガイドラインに基づいて、海の家ではマスク飲食の推進や密を避ける行動などのルールに則っての利用となった。
市経済部産業観光課担当者によると、今年はコロナの5類移行を受け、マスク着用やソーシャルディスタンスなどのルールは全て撤廃し、コロナ禍以前と同様の形に戻すという。
さらに、一部でバリアフリー化も行う。茅ヶ崎サザン芸術花火実行委員会から以前寄付された、水陸両用の車椅子「モビチェア」1台を管理事務所に設置し、予約不要で随時無料貸し出しする。砂浜には車椅子やベビーカーで波打ち際まで行けるよう、マットを敷く。
また、コロナ以前は禁止となっており、21年に緩和された砂浜での飲酒については「節度を持った飲酒」として認められている。同課担当者は「茅ヶ崎の海は、落ち着いてファミリーで利用できる。みんなで海を楽しんでほしい」と呼びかけている。
海の家 にぎわい期待
海の家は、今年は8軒が出店する。営業時間は海水浴場の開設時間と同様だが、金土日祝日は午後7時まで。コロナ禍前は10軒が営業していた。2軒が廃業したが、海の家を経営している事業者は全て出店するという。
海の家のオーナーが集まる茅ヶ崎海水浴場事業協同組合では「泳がない人も楽しめるように」とフリーマーケットなどのイベントを検討しているという。同組合の五十嵐昌輝代表は「コロナの規制が全て撤廃され、4年ぶりに自由に楽しめる海水浴場に戻る。夏を楽しんでもらえるよう頑張りたい」と期待を込める。
海開き式については、神事は行う予定だが、詳細については、現在調整中だという。
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