こども食堂の準備を進める舘野祐司さん（左）と小室典洋さん
新栄町の飲食店を会場に８月から、新たなこども食堂がスタートすることになった。準備を進めるのは地元出身の料理人。「コロナ禍や物価高で苦しんでいる家庭も多いと聞く。子どもたちにお腹いっぱい食べてもらいたい」と話す。
30日プレオープン
「新栄町こども食堂『あかり』」の会場となるのは「和・浜料理 灯」（新栄町13の６）。代表の舘野祐司さん（48）は柳島出身で、有名和食店などで経験を積んだ後、２０１５年に同店をオープンさせた。
コロナ禍をきっかけに経済的に困窮している人のことを聞くことが増えたと言い「子どもたちがお腹いっぱい食べることができているのか、気になるようになった」と、こども食堂の開設を決意した。
８月以降、第２、４日曜日に開催予定だが、７月30日（日）には「プレオープン」を行う。
時間は午前11時30分から午後２時まで。約60食が用意され、16歳以下の人には１００円で、それ以上の人には３００円で食事が提供される（事前申し込みは不要、なくなり次第終了）。会場での飲食だけでなく、テイクアウトも可能。
交流の拠点に
また活動を応援する団体として、友人の小室典洋さん（47）とともに「明日への紡ぎ」という団体も立ち上げた。
今後は同団体を中心に、子どもの居場所づくりにも取り組みたい考えだ。舘野さんは「プロが料理を提供するこども食堂は珍しいと思う。子どもたちにとってお腹を満たすとともに、勉強をしたり、友達に会うために来るような、地域の交流拠点にもなっていけたら」と話している。
詳細は同店【電話】０４６７・９５・１４９７舘野さんへ。
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