映画監督・すずきじゅんいちさんと、浪曲師・天中軒すみれさん。ジャンルは異なるものの、ともに茅ヶ崎出身の2人がコラボするユニークなイベントが8月30日(水)、茅ヶ崎市民文化会館小ホールで開催される。
すずきさんは東京大学を卒業後、日活撮影所に入社。「恋人」に会うために海を渡る犬の実話をもとにした『マリリンに逢いたい』(1988年)で興行収入23億円の大ヒットを記録するなど、多くの作品を世に送り出してきた。
また天中軒すみれさんは東京藝術大学在学中に聞いた浪曲に感動して、浪曲師・天中軒雲月さんに弟子入り。18年に初舞台を踏んだ。5年間の修行を経て今年1月、浅草木馬亭で一人前を意味する「年明け」の披露公演を行うなど、今後の活躍が期待されている。
2部構成で開催
「2人がどうして一緒にイベントをすることになったのか。詳しくは会場でお話しします。また高校の同級生で、ホノルルと茅ヶ崎の姉妹都市締結の際にも活躍した当時のホノルル総領事の重枝さんが、ハワイと日系人の関係についても話します。こちらもぜひお楽しみに」とすずきさん。
当日は2部構成。第1部(午後1時〜4時)では挨拶と2人の対談の後、太平洋戦争当時の日系アメリカ人を描き日米で大ヒットを記録したすずきさんのドキュメンタリー映画『442日系部隊アメリカ史上最強の陸軍』(2010年)を1時15分から3時10分まで上映。質疑応答の後、休憩を経て3時20分から4時まで、すみれさんの浪曲が披露される。
また第2部(午後6時〜9時)では、6時15分から55分まで、すみれさんの浪曲とお話の後、7時5分から、戦時中、日系アメリカ人が送られた強制収容所の様子を記録した写真家の姿を描いた『東洋宮武が覗いた時代』(2008年)を上映し、質疑応答も。
全席自由2000円。茅ヶ崎市民文化会館【電話】0467・85・1123のほか川上書店ラスカ茅ヶ崎店、長谷川楽器店本店などで取り扱い中。
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