サザンオールスターズの茅ヶ崎ライブまであと20日足らず。すでに多くのファンが茅ヶ崎を訪れているほか、市内4大行事の一つである湘南祭の関連イベント開催が決まるなど、地元の期待も高まっている。一方で会場周辺は住宅街でもあり住民生活への影響が懸念される。市は交通規制の実施やごみ収集時間の変更、施設の休業を発表した。
JRが臨時特急
JR東日本横浜支社は8月24日、ライブが行われる9月27日(水)、28日(木)、30日(土)、10月1日(日)に臨時特急「えぼし」を運行する、と発表した。
27日と28日は東京発茅ケ崎着の下りと茅ケ崎発東京着の上りを各1本、30日と1日は下り2本と上り1本を運行する。
また、期間中は横浜を着駅とする上り普通列車の増発も決まっている。
横浜支社管内で音楽イベントに合わせた臨時特急が運行されるのは初めて。実現に協力した茅ヶ崎市観光協会の新谷雅之事務局長は「ライブに来られるお客様には、この機会にぜひ茅ヶ崎を回ってもらえれば」と話す。
毎年5月後半に行われる湘南祭の主催者らによるイベントも決定した。「ここが故郷・茅ヶ崎の『おもてなし2023』By湘南祭」と題して、9月30日と10月1日の2日間、サザンビーチを会場に開催する。「さまざまな企画を予定しております。ぜひお楽しみに」と関係者は話す。
ファンが茅ヶ崎へ
ファンの間で「聖地」として知られるサザン神社を、2008年に開設したサザン通り商店街では、バンド結成45周年を祝って作成したオリジナルTシャツやうちわが人気となっている。「どうしてもうちわが欲しくて、混まない平日を狙って半休をとって横浜から来た」という田口洋子さん(50代)は「兄にもらったベストアルバム『すいか』のテープがきっかけでサザンのファンになった。曲調も幅広く、言葉では表せないくらいの魅力がある」と話す。この日はうちわ3つと同神社の御朱印などを購入した。
商店街会長の小林健二さん(73)は「ライブの開催が発表されて以来、全国から多くの人が来場している。6月のはじめに神社内のメッセージ書き込み用紙を更新したがすぐにいっぱいになってしまった」と反響の大きさを実感している。
交通規制も
一方、市民生活にはさまざまな影響も。市は会場となる茅ヶ崎公園内の施設や駐車場の利用を一時中止する(右表)。
ライブ開催日には車両交通規制も実施。高砂通りは午後1時から7時30分まで、茅ケ崎駅から国道134号野球場前交差点への一方通行とし、7時30分から10時頃までは茅ケ崎駅から国道134号野球場前交差点までを全面通行止めとする。ツインウェイヴでは午後8時から10時まで、海側から山側への一方通行となる(タクシー除く)。
会場周辺では、ごみ収集容器の配布時間変更が決まっており、市ウェブサイトに掲載している。
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