茅ヶ崎市出身の俳優・歌手で名誉市民の加山雄三さん=写真=のモニュメント(銅像)がこのほど、市役所前広場に設置される運びとなった。除幕式は加山さんの誕生日である4月11日(木)に行われ、加山さん本人も参加する予定だ。
銅像制作は茅ヶ崎商工会議所が中心となり、加山さんの茅ヶ崎への功績をたたえ、未来につなげていこうとプロジェクトがスタート。2022年12月から昨年2月にかけて加山さんの賛同と茅ヶ崎市の協力を得て、クラウドファンディングを通じ全国から支援を募り、目標額である1500万円を達成していた。
当初は昨年秋ごろをめどに海岸沿いへの設置を予定していたが、砂塵などによる摩耗や、海水による腐食も懸念され管理が難しいといった意見が上がったことから断念。所属事務所とも協議し、市役所前広場に設置することが決まった。
設置について、同会議所の亀井信幸会頭は「設置場所の変更や除幕式の開催が遅れてしまったことで、皆さまにはご心配をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。加山雄三さんの銅像をついにお披露目することができます。茅ヶ崎の新たなシンボルとして、皆さまに愛していただければ幸いです」としている。
半年をかけ制作
銅像制作は彫刻家の宇野務さんが担当。茅ヶ崎市内のアトリエで創作活動に励む宇野さんは、所属事務所から提示された写真なども見ながら、半年余りをかけて完成させた。とりわけ、プロポーションの再現に注意を払ったという。
自身は芸能人の銅像を制作するのは初めてで、それだけに加山さんをそばで支え続けてきたマネージャーからの指導には常に耳を傾けていたとし、「私たちにとっては大スターであり、こうして制作を任せてもらえたことを誇らしく思う」と喜びを示した。
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