元市議会議員の岩田はるみさん(71)は、永田さんと同じ2003年に市議会議員となった「当選同期」。永田さんの葬儀では弔辞を読んだ。
議員活動のなかで特に印象に残っているのは、市立病院で発生した医療ミスによる被害者と家族の支援に永田さんと一緒に取り組んだこと。「裁判の関係もあり、先輩議員から『あまり深入りしないように』と言われたこともありました。でも永田さんは『これは絶対に必要なことだ』と言って。彼の意志の強さを感じました」と振り返る。
「普段はちょっと抜けている部分もあった」と岩田さん。「議員になった頃は外見に全然気を使っていなくて、服装のアドバイスをしたことも。年齢が一回り違うこともあって、手のかかる弟のような存在でした。でも、あの人懐こい笑顔で頼みごとをされると、つい引き受けてしまう」
一方で地域のために力を尽くす姿には「いつも感心させられていた」という。「手帳はいつも会議や会合の予定でびっしり。地道にコツコツ努力してきたことがこれから実を結ぶと思っていたのに」と肩を落とす。そして「今でも現実だと思えない。もう一度、あの笑顔が見たい」と話した。
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