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茅ヶ崎・寒川版 公開:2024年2月23日 エリアトップへ

県なでしこブランド 市内から2件が認定 医療介護・環境面で評価

社会

公開:2024年2月23日

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市内から2件が認定

 女性が開発に貢献したモノやサービスを神奈川県が認定している「神奈川なでしこブランド」が1月に発表された。茅ヶ崎市内からは介護や環境保全の分野で評価を受けた商品・サービスが新たに認定を受けた。

 同ブランドの認定は2013年度から女性の活躍推進を目的に県が実施している。今回は県内から70の応募があり、17商品が認定を受けた。

 市内で認定を受けたのは、医療介護従事者のコンディションの可視化からケアを目的としたオンライン面談までをワンストップで提供するサービス「toHANAS(とはなす)」と、茅ヶ崎の海岸で収集した海洋プラスチックごみで制作した繰り返し使えるネイルチップ「海ごみネイル」。

「傾聴」軸にサービス開発

 「toHANAS」は、慢性的な課題を抱える医療介護現場の従業員の状態を診断し、キャリアコンサルタントのオンライン面談によって上がった現場の実情などの声をデータにして経営側に提示するシステム。従業者の未病改善や定着率の向上などで評価を得ているという。

 同サービスを開発した「きゃりこん.com」(下平光明代表)は医療現場に特化した人材紹介会社。キャリアコンサルタントの持つスキルと医療介護現場とを結びつけ、不満や不安を傾聴によって吸い上げることで課題解決につなげようと、女性チームがシステムを開発した。

 下平代表は「医療介護分野は従事者の8割が女性という現状から見ても、なでしこブランドに選ばれたことはとてもうれしい。システムを通じて誰もが安心して働ける環境を築き、人材が定着する未来を目指したい」と語った。

海ごみネイルで社会課題解決

 「海ごみネイル」を開発した「Plumeria Nail」の有本奈緒美さんは、10年前に脊髄の難病を発症し、現在、病と闘いながら車椅子の生活を送っている。

 5年前にネイルサロンの入店を断られたのを機に、ネイル技術を習得してサロンを起業。また、ビーチクリーンに参加したことをきっかけに、海洋プラスチックごみを再利用したネイルチップの開発に取り組むように。「指先のおしゃれ」を通じて、環境問題への意識向上につなげている。そのほか、車椅子ユーザーや障害のある人が自立した生活を送れるよう、収集から制作、販売までのビジネスモデルも構築。2022年には、女性起業チャレンジ大賞特別優秀賞を受賞している。

 「障害があっても社会参加や社会貢献、自立した生活をあきらめなくても良いことを伝えたい。海ごみネイルは環境問題解消だけでなく、障害者雇用にもつながるので世界にも広げていけたら」

みんなの下水道(茅ヶ崎市下水道河川部)

9月10日は下水道の日。9月4週にわたり、下水道の大切な役割をご紹介しています。

https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kurasi_gesuido/1045423.html

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