萩園の鎮守として親しまれる三島大神はこのほど、186年ぶりとなる鳥居の再建を終えた。同神社では今年の浜降祭で、これまでトラックなどを利用していた神輿の巡行を「60数年ぶり」に全行程担いで行うことが決定。関係者は「しっかり準備をして、新しい鳥居にふさわしい姿を見せたい」と話している。
はっきりとした記録はないものの、鎌倉時代には萩園に創建されたと伝わる三島大神。その境内に建つ鳥居は、江戸時代後期の1838(天保9)年に建立された。
ただ近年は老朽化で傷みが目立つようになり、金属板などで補強していたため、数年前から再建の検討が進められてきた。神社役員が中心となって地域住民にアンケート調査を実施した上で、それらの結果も踏まえ、2021年に発足した「諮問委員会」が鳥居の様式や材質、色などについて答申を行った。
その結果、従来の鳥居に愛着を持つ人が多かったことなどから、これまで同様に「両部式」とし、材質も木材に、色も鮮やかな朱色とすることが決まった。再建に必要な費用約700万円は地域住民や企業などからの寄付を募ったという。
製作は千葉県の企業に依頼。このほど完成し、6月11日に建立された。新しい鳥居は神輿の出入りがしやすいよう従来より約50cm高くした。
7日にお披露目
新しい鳥居の「お披露目式」が7月7日(日)の午前10時30分から行われる。同神社総代の富田裕視さんは「ぜひ多くの人にお祝いしてもらえたら。浜降祭に向けてしっかりと準備していきたい」と話している。
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