相州神輿や祭りを紹介する情報サイト「どっこいOMIKOSHI GUIDE」を運営する、「八大龍王神神輿保存會」に所属する澤木華さんに浜降祭の楽しみ方について聞いた。
「自分は八大龍王社の担ぎ手なので、浜降祭に遊びに行くという感じで参加したことがない」と話す澤木さん。4年ぶりに開催された昨年の同祭でもせわしなく役目を果たし、気が付けば終わっていたという。
そうした中でも、同祭当日の深夜2時、静まり返った町に一人、また一人と担ぎ手たちが集まって来るのを受付をしながら目の当たりにし、「いよいよ、浜降祭が始まる」と感慨深い思いだったと振り返る。
そして今年、澤木さんが「ぜひ注目してほしい」と紹介するのが、朝4時30分過ぎから5時頃にかけて鉄砲道の南湖中央交差点付近に集結する神輿たちだ。「道を埋め尽くすほどの神輿と担ぎ手たちが織り成す壮観な景色を目に焼き付けてほしい。私にとってあれこそが、浜降祭の醍醐味。日の出とともに神輿も観客も集まってきて。その特別感を味わって」と呼び掛ける。
一方で、昨年は熱中症患者も発生したことから、「万全の対策で来場を」とも。「神輿に触れたことのない人も祭りの熱気をリアルタイムで感じてもらえれば。八大龍王社の神輿で皆さんをお待ちしてます」と笑顔を見せる。
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