JR茅ケ崎駅南口周辺の商店で構成されている「茅ヶ崎南駅前商店会」(小森直宏会長)が昨年開設したホームページが好評だ。1年間で2万件以上のアクセスを達成。イベントの発信などに活用しているほか、新規店舗の加入にもつながっているという。同商店会の関係者に話を聞いた。
同商店会は1966年に発足し、現在は95店舗が加入。毎年行っているチャリティーコンサートでは日本にとどまらず海外の被災地にも支援金を送っているほか、街路灯の管理、イベントの運営企画などを行う。
イベント黒字化
同商店会にとって「デジタル化」は大きな課題だった。数年前からホームページの開設に向けた取り組みが行われていたがコロナ禍でストップ。そんななか尽力したのが去年入会した高谷伸吾さんだ。もともとは大手企業でDX推進を担当し、デジタルツールの浸透とサポートを行っており、昨年からは茅ヶ崎に拠点を移しホームページの制作やSNSの運用などの仕事を始めた。知り合いの紹介で同商店会へ入会したことをきっかけに商店街のホームページを開設した。
色分けされたマップやカテゴリーごとに分けられた店舗情報など、商店の詳細が分かりやすくまとめられているのが特徴だ。2023年6月の公開からアクセス数は右肩上がりだという。閲覧者を分析したところ、半分が同市の住民だった。実際今年3月に行ったチャリティーコンサートは来場者が増加。イベント単体としての「黒字」も達成したという。小森会長は「商店街の情報発信力が大幅に向上した。集客増加にもつながっておりとても助かっている」と話す。
店舗紹介やイベント情報を発信し未加入店舗にも興味をもってもらえるよう、インスタグラムやフェイスブックなどSNSを積極的に更新し続けている。同商店会の太田龍平さんは「キャッシュレス決済なども取り入れたい。新しい取り組みでお客様を迎えられたら」と話した。
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