茅ケ崎駅南口の商店街・東海岸商店会の会長に就任した 太田 弘信さん 鎌倉市在住 39歳
伝統の商店街に新風を
○…茅ケ崎駅南口から伸びる「雄三通り」を中心に、約60の会員を持つ東海岸商店会の会長に就任した。前会長の退任に伴うもので、仲間からは「フレッシュな風を巻き起こしてほしい」と期待の声が上がる。「諸先輩方がいる中、歴代最年少の会長という立場で挑戦してみようと引き受けた」と目を輝かせる。
○…茅ヶ崎市菱沼で生まれ、松林小・中学校で学ぶ。中学・高校とバスケットボールに明け暮れたが、けがで接骨院に通院した経験からスポーツ選手のサポートに関心を抱き、柔道整復師の専門学校へ。接骨院で11年の修行を経て、同商店街の一角に「湘南つなぐ鍼灸接骨院」を開業した。「体の痛みだけでなく、心の痛みを取る」が施術をする上でのモットーだ。活動の幅も広く、東京五輪ではバスケットボール競技のメディカルサポートに従事。選手たちが安心して試合に臨めるよう会場で応急体制などの役目を担った。
○…妻と子ども2人の4人家族。「仕事が趣味で、休みはない」とするが、たまには家族そろって旅行や釣りに行くことも。「子どもたちにいろんな世界を見せたいから」と目を細める。日課は朝、晩の2回、妻と一緒に出かける愛犬の散歩。たとえ短い時間であっても互いのコミュニケーションを取ることを大事にしている。「皆仲良く元気に。そんな家庭を築いていきたい」
○…新会長としての初仕事だった浜降祭の子ども神輿を盛況で終え、「ホッとした」。人通りも多いことから「安心、安全」を基本に伝統を継承しつつ、30代の若い役員の力も借りながら会の運営を活性させる考え。「1年目は全体の把握に努め、2年目で新事業に着手したい」。新風を吹き込む屋台骨となって、商店街をけん引する。
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