茅ヶ崎市在住で、横浜清風高校のソフトボール部(女子)に所属する渡邉こころさん(3年)がこのほど、神奈川県選抜チームに選ばれた。8月17日(土)から山梨県で始まる国体予選(関東大会)に出場する。
ソフトボールとの出合いは中学1年のとき。友達に誘われて入部したのがきっかけだ。それからは投手一筋で頭角を現すと、高校では大石茜監督、宗方貞徳コーチの指導でさらに成長。球速が増すとともに、チームにとって不動のエースとなった。
直球で打者を追い込み、決め球のライズで三振やフライに打ち取る組み立てが持ち味。6月のインターハイ予選では12年ぶりに同校を決勝に導いた。対戦相手の厚木王子には及ばなかったものの、出場全試合を一人で投げ抜くタフネスぶり。この大会での快投が県選抜チームの首脳陣の目に留まり、選出にもつながった。
渡邊さんは「自分が選ばれたのは驚きが大きかった。チームの一員として、しっかりしないとと思い、少し緊張している」と話す。
8月からはチームの全体練習に参加。3人の投手枠に食い込み、試合に出場することを自身の目標に据えた。「自分が投球でチームを引っ張って、国体に出場できるように全力投球で頑張りたい」と気合十分。憧れの選手である、「ソフトボール界のレジェンド」上野由岐子さんのような粘り強い投球でチームの勝利に貢献したい考えだ。
一番の応援者としてこころさんを支え続ける父の久夫さんは「神奈川の代表として頑張ってプレーしてほしい」とエールを送った。
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