茅ヶ崎市東海岸南在住の川名優佑(ゆうすけ)さん(16)が、7月27日と28日に広島県廿日市市で開催された「けん玉ワールドカップ廿日市2024」に出場し、自身2回目となる決勝進出を果たした。
同大会はけん玉世界一を決定しようと、2014年から同市で開催されており、今年は16の国と地域から700人を超える選手が出場した。
19年以降、毎回出場している川名さん。「事前にいい練習ができた」と予選では100点満点中96点をマークし、シード選手を含めても全体5位の好成績で、2日目の決勝への進出を決めた。
40人で争われる決勝は3分間で事前に申請した技(最大30)を披露し、技のレベルごとに与えられたポイントを加点して争う。確実性の高い技ばかりでは点数が伸びず、レベルの高い技は失敗のリスクもあるため「どのような演技構成にするかも重要」という。
川名さんは「全て決めれば5〜6位に入る」という攻めた構成で臨んだ。実は前日の練習で使い慣れたけん玉を破損し、決勝では新しい用具で臨むことに。途中までは順調だったが、次第に細かいミスが出るようになったという。最後に用意した大技もその前段となる技を決められず、23位で大会を終えた。「守りに入ることなく、自分がやりたい構成で出た結果なので後悔はしていない」と大会を振り返る。
目指すは世界
川名さんがけん玉を始めたのは小学3年の夏休み。翌年、けん玉ワールドカップを特集したテレビ番組を見て同大会を目指すようになった。
近年、けん玉が世界的な人気を博していることもあり、これまでにアメリカやイスラエル、韓国、台湾などさまざまな国の選手との交流が生まれた。そのため「英語を身に付けたい」と、夏休みにはフィリピンへの短期留学も経験した。
「言葉を超えて『すごい』と分かってもらえるのがけん玉の良さ。憧れのニック・ギャラガー選手(アメリカ)のように、世界に知られる選手になって、茅ヶ崎からもっと魅力を発信したい」と話している。
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