湘南国際マラソン実行委員会はこのほど、海岸清掃車両を、公益財団法人かながわ海岸美化財団(本部・茅ヶ崎市汐見台)に寄付した。
昨年12月に開催された同大会に参加したランナーが、参加費に加えて目的別に任意で行った募金を活用したもので、海岸清掃用車両の購入には4700人を超えるランナーとボランティアなどから249万5100円が集まった。
同財団は横須賀から湯河原までの約150Kmの海岸清掃活動を行っている。海洋プラスチックなどのごみを毎年1500tほど回収しているため、錆に強いステンレス製の荷台や多くのゴミを積める深荷室仕様、強力な防錆塗装などが施された車両が贈られた。ナンバーは「ゴミを無くしたい」という気持ちを込めて「5379」となった。
寄付に伴い、10月2日、神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎で贈呈式が行われた。同マラソン実行委員長の瀧川一輝さん、同財団代表理事の門脇努さん、(株)ランナーズ・ウェルネス代表取締役社長の比企宏之さんが出席。レプリカキーや感謝状の贈呈、テープカットが行われた。贈呈を受け、門脇さんは「言葉にならないほど感謝している。最大限に利用しごみ処理にまい進したい」と話した。また瀧川さんは「ランナーの自発的な意思で集まった募金。これから各方面と協力していけたら」と話した。
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