茅ヶ崎市はこのほど、今年のサザンビーチちがさき海水浴場の来場者数が11万7500人(7月6万人・8月5万7500人)だったと発表した。前年は11万8000人だったことから500人の減少となった。
開設期間は、7月6日から9月1日までの58日間で、前年よりも4日少ない。
今年はバリアフリービーチを初めて常設し、駐車場からバリアフリーマットにアプローチがしやすいよう、設置エリアを伸ばすなどの工夫を施した。加えて、水陸両用の車いす「モビチェア」の貸し出しも予約不要で常時行った。
今年は開設期間中に熱中症警戒アラートが県内で34回発表されるなど猛暑が続いたのに加え、8月に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表、月末には台風9号、10号の影響も受けた。一方で、50回記念のサザンビーチちがさき花火大会や、シンガーソングライター・aikoさんの野外フリーライブが6年ぶりに開催されたことで来場者数を押し上げたことから、前年度と同水準の盛況となった。
市産業振興課の青木聡課長は「南海トラフ地震臨時情報の発表などもある中で、安心・安全な海水浴場に向けて日頃から津波避難誘導訓練を行いながら開場し続けられたこともあり、前年並みの来場者数を保てたのではないか」と話している。
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