「フラの魅力堪能して」 カロケメレメレ・フラ・スタジオ/今井裕子さん
ホノルルミーツのフラステージでイベントを盛り上げるグループの一つが、茅ヶ崎市中海岸にハラウ(教室)を構えるカロケメレメレ・フラ・スタジオ。およそ25年前、主宰の今井さんのハワイアンネームだった「カロケメレメレ・オカヒキナ」の名称で自宅を使って指導を始めた。最初は30人ほどだったダンサーたちも今では茅ヶ崎、都内、横浜、秋田などで300人に上る。9月にはハワイで開催されたフラの国際大会「フラオニエ」に出場したほか、数々の大会で好成績を収めている。
今井さんは元々ウインドサーフィンに取り組んでいたが、18歳で初めてハワイに行った際、ダンサーが身に付けていたアクセサリーなどのかわいらしさに魅力を感じ、フラの指導者とも出会ったことから20歳から踊るように。ダンサーとして活躍した後、周囲の声に応えてハラウを開いた。
指導するのに当たり、大切にしていることは「現地の文化を教える責任」という。「曲の全てに意味があり、ストーリーがある。例えば吹く風にも名前が付いていたり。間違いないよう細かなことをしっかり教えている」とする。
心許せる「田舎」
今井さんにとってハワイは「心を許せる『田舎』」。「友達もいるし、仕事としてもかかわっている。茅ヶ崎に居るのと変わらないところも好き。それと魚など食がおいしいのも大好き」と笑顔を見せる。
ホノルルとの姉妹都市締結10周年の節目を迎えさらにフラに注目が集まることを期待する。「茅ヶ崎はレベルが高く、国内の大会で優勝するハラウも多いし茅ヶ崎市などサポートも厚い。その中で生まれた優秀なダンサーたちの踊りが見られる良い機会。ぜひ堪能して、フラファン、ハワイファンが増えてくれたらうれしい」
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