茅ケ崎北陵高校3年の森且貴(かつき)さんが、8月4日(金)から福島県のあいづ総合体育館で行われる全国高等学校総合体育大会「ボクシング競技大会ライトフライ級」に出場する。森さんは昨年に続き2度目の総体出場となる。
昨夏、初めて総体出場を果たした森さん。結果は2回戦負けだったが「全国の強豪と戦えて良い経験、力になった」と振り返り、現在まで、週6日放課後などに横浜の大橋ボクシングジムでトレーニングを重ね、実力を伸ばしてきた。
6月2日から5日には前哨戦となる関東高等学校ボクシング大会に出場。「思い切り良く試合する」というテーマを掲げ、準優勝の結果を残した。「決勝で負けて悔しかった。それでも接戦を繰り広げることができ、強豪とも互角にやれることが分かった」と手応えを感じたという。
プレッシャーに打ち克って
6月18日まで行われた県予選に挑むにあたり、昨年総体に出場した経験や関東で結果を出してきたことからプレッシャーを感じていた森さん。県予選前に高校の体育祭の団長も務めるなど、体力を使う時期だったが「県で絶対に負けるわけにはいかない」と強い意志で挑んだ。
初戦はスピードを武器に接近戦に持ち込む得意のスタイルで、相手の懐に入ってボディーを入れて勝利。決勝では2分3ラウンドを戦い、辛くも判定勝ちで優勝し全国への切符を手にした。「自分の得意、不得意なポジションをつかめてきた。力がついてきた実感がある」と自信をのぞかせる。
家族の支えを大きな力に
幼い頃から空手を習い、小学校高学年と中学生時代には全国大会で優勝した経験を持つ森さん。「もっと自分を高めプロとして活躍したい」という夢を抱き高校1年時にボクシングに転向し同ジムに通い始めた。
ジムのスパーリングではプロ選手と拳を合わせ負けることがあり、精神面で調子が浮き沈む時も少なくなかった。それでも両親と兄が支えとなり、リフレッシュ方法を試行錯誤し乗り越えた。
昨年苦戦した減量にも慣れてきたという。食べ物の重さや自然代謝を計算し、46kg超〜49kgのライトフライ級に合わせて日々細かく体重を調整している。総体は決勝まで進むと6日間の連戦が想定されるため、体重をいつもよりも早めに落として、その状態の身体に慣れることを目指す。
大舞台に向けて、追い込んでスタミナをつけることや連打の攻撃を強化している森さんは「目標は優勝」ときっぱり話した。
|
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>